ゅあーるえる

万物は自己満足に収束する。

ゲームでのお話。

人は、いつかは親元離れ一人前になるために

羽ばたいてゆく。

僕も若干離れたりもしたけども、

今はやはり師と行く試合には

わくわくと楽しさが止まらない。

 

そんな僕にも離れた時期があり、

校の友人を誘ったというのが始まりだった。

自分が指導者という立場は初めてで、

最初の二人には申し訳無さが募る。

教え方が下手で下手で

今思うと僕自身、

と言うよりは彼ら自身のポテンシャルの高さ

に救われたのかもしれない。

今彼ら二人は丁度親離れを始めた頃で、

いつかはなるとわかっていたのに寂しい

と感じることもしばしば。

これが親の気持ちなのかと思った次第。

彼らは今も僕に追いつこうと必死にもがいている。

悪い気はしないし、

むしろやっているところを見ると

僕自身もっと上へ上へと登ろうとモチベが上がる。

良い環境になってきたと思う。

 

3人目には窮屈な教え方をするわけには行かないと思い、

ある程度自由な発想でやってみよう

という体でやってみた。

これも個人的には失敗だと思った。

やり初めの頃、

右も左もわからないままにしてしまったら

結局基礎が出来ていないと基本にはたどり着けず、

応用なんてもってのほかであるから。

そんな3人目の彼の本質を理解して教えるべきだった

と深く後悔。

しかし、彼は彼なりに独自の考え方と立ち回りで

一生懸命模索している。

きっと後々どかんと大きく伸びるタイプだから、

これからに期待しよう。

 

 

4、5、6人目に関してはポテンシャルが高く、

少し教えるとすぐに実行できるタイプで

期待が大きかったが、今現在はやっていない。

これからもやるかどうか定かではないが、

戻ってきたらしっかりと教えようと思う。

 

 

7人目は、ほぼ毎日努力をしている努力家で、

最初に使うものでは難しい部類となるにも関わらず、

一途でずっと練習し続けた猛者である。

 

ここらへんから自由な発想という教え方よりも、

ある程度の縛りで教えようという考え方

に切り替わったのかもしれない。

 

 

話を7人目の彼に戻す。

しかし、彼は最初は慣れるまでが長かったようにも感じた。

でも、それでも彼はめげずに僕とマンツーマンで

練習を試みようとしてくれた。

今思うと彼から教え方のノウハウを教わった

のかもしれない。

 

今までそんなに活躍する場面がなく、

何度も何度も足をくじかれてきた彼がようやく

自分自身が勝利へと導く実感と、

達成感や快感を手に入れたのだ。

 

7人目にして3人目となる教え子の覚醒を見ることが

できた。

 

教えるために学び、ノウハウを見つけ、

彼ら自身に喜びを感じさせることが

こんなにも楽しいものだとは思わなかった。

 

僕は、今もずっとやり続けているメンバにさらなる高みへ

目指せるようにアシストを重ね、

僕を含めた5人で楽しく続けていきたいと思う。

 

ゅあ

 

P.S 

1,2,3、7人目の彼らが今も続けているメンバ。