写す真実と書いて。
文章を書く能力も、内容を考える力も書かないうちに衰えてきた気がする。
そんなしょんぼりした今日この頃。
さて、本題へどうぞ。
写真っていいな。
形が残るから。
思い出になるから。
前テレビでやってた。
写真を撮ると思い出には残りにくいんだって。
詳しくは覚えてないけれど。
年を重ねるごとに写真を撮らなかったことを大きく後悔しながら、
今までの思い出がより強く残る。
嬉しいことも嫌だったことも。
撮れなかった悔しさで覚えて、撮ったことで覚えている。
その二種類の記憶。
どちらも覚えていれば同じかと思うと、そうでもない。
写真を撮らなければそれは本当の記憶とは限らない。
改ざんされちゃうんだ、自分の脳みそに。
そうやって、偽りの記憶で、偽りの思い出を背負って生きてくんだ。
幸せなら、それでいいかもしれない。
思い出して楽しかったら、それでいいかもしれない。
でも、ふとそんなこと考えると悲しくて悲しくて耐えられない。
だから写真をいっぱい撮る。
要らない写真なんてない。
すべてが僕の記憶を裏付ける証明になるのだから。
もし写真のない時代や世界に居たのなら、僕はこんな考えにならずに
ただただ改ざんされた都合の良い記憶だけを語って生きていくのだろう。
みんな、みんな偽りの姿で。
とっても愉快で、可笑しくて、なんとも怖い話。
そんな時代や世界じゃないから、幸せかもしれない。
わからないけれど。
写真を見ると、泣いちゃうんだ。
みんなと過ごした日々が、走馬燈のように流れるんだ。
懐かしくて、懐かしくて、たまらない。
こんなこともあったなぁと。
そんな、思い出しを数十年後にまたできるように、
まだまだ写真を撮らなくちゃ。
将来に向けた生涯の記録を、この目で見れるように。
誰かに、見せて自慢できるように。
これからが楽しみで仕方がないや。
ゅあ