平らに成った和人の令月
生きているうちに、変わるとは思わなかった。
ずっと、 気にならないもの は 変わらないもの だと思っていた。
でも、変わった。
僕が
生きているうちに
僕の
生きる国が変わった。
祝 なのか 呪 か。
一つの節目であることは確か
これから何が起きるかは不確か
結局変わったようで、何も変わっていない。
ただ時間が過ぎただけ。
それでも、 気にならないもの であり よく見るもの は
僕らにとって、どんな変化を求めるのだろう。
その時代ごとに色とりどり
生きゆく人々もまたカワリ
文化も雰囲気も環境もガラリ
今度は一体何に染まるのか。
君には何が必要で、僕には何が足りないのだろう。
気にならないもの は 去っていった
気にならないもの の 主役だった僕たち
いささか寂しいと感じる。
新たな価値の可能性を秘めた 未知なるものは
これからの僕らをゆっくり、包み込んでゆく。
そんな僕らは
生きた時代へ後悔と感謝の念を。
生きる時代へ期待と不安の念を。
周りの人々に敬愛と畏敬の念を。
未来を決めるための一歩。
ゅあ